ダウ理論とグランビルの法則の違い

テクニカル分析
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投資家であれば知らない人はいないでしょう。ダウ理論とグランビルの法則。

理論と法則だけあって明確に違いますが、最初は混乱するかもしれません。

ここではダウ理論とグランビルの法則の特徴と使い方を説明します。

1.ダウ理論とグランビルの法則は違う分析方法

ダウ理論は、値動きの傾向についての理論です。トレンドの継続や終了を把握する際に使います。

グランビルの法則は、移動平均線と組み合わせて使い、売買判断位利用できます。

更にグランドビルは移動平均点と組み合わせて使うことで値動きを予測できます。

2.ダウ理論には6つの原則があります。

原則意味
①価格は全ての事象を織り込む価格には、経済指標やニュース、材料など投資家の反応などが全ての事象が織り込まれています。
②トレンドは短期・中期・長期の3つに分類されているトレンド相場は、期間の長さにより、3種類存在します。基本的に3つとも上昇トレンドのチャートを狙っていきます。
③主要なトレンドは3つの段階から形成されるトレンドには、先行期⇨追随期⇨利食い期の3段階がある。
④価格は相互に確認される必要があるある商品の価格は別の商品の価格と相関関係がある。つまり同じセクター内の銘柄の株価が上昇していれば同じ商品を扱っている会社も連れ高(安)する可能性があるということです。
FXであれば米ドルが上昇すればユーロもあがる、という相関関係です。絶対的ではないが、類似性はとても高いです。
⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない本格的なトレンドが起きると、出来高も上昇する。
⑥トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する高値や安値の切り上げや入り下げが続く限り、トレンドは継続する。
トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

売買の判断にも利用しますが、トレンド判断に活用する方が多いです。

3.グランビルの法則と8つの原則

パターン種類条件
買い1新規買い上向や横向きの移動平均線を価格が下から上へ抜ける
買い2押し目買い上昇中の移動平均線を一時的に下回ったものの、すぐに上昇に転じる
買い3買い増し価格が上昇中ぼ移動平均線に向かって下落した後、割り込まずに再び上昇
買い4短期の買い価格が移動平均線から大きく乖離した
売り1新規売り下向きや横ばいの移動平均線を価格が上から下へ抜ける
売り2戻り売り下降中の移動平均線に一時的に上回ったものの、すぐに下降に転じる
売り3売り増し価格が下降中の移動平均線に向かって上昇した後、割り込まずに再び下降した
売り4短期の売り価格が移動平均線から大きく乖離した
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